COMPARE / 2026.10 REVISION

運送業の
ファクタリング比較

手数料率の安さだけで選ぶと、手取りで損をします。 運送業の資金繰りに合うかどうかを5つの基準で揃え、そのうえで比較します。 このページは広告の有無ではなく、公表情報と基準の充足度で並べています。

先に結論:運送業が選ぶべきは「3つの条件」で絞る

比較表を見る前に、判断の順序を決めておきます。運送業のファクタリング選びで重要なのは、手数料率の低さよりも次の3つです。

01

売掛先に知られない契約形態か元請けとの関係が長い運送業では、2社間対応が事実上の条件になります。

02

支払期日までの日数に耐える入金速度か燃料費の支払いが迫っているなら、翌日入金では間に合いません。

03

注文書・長期サイトに対応しているか運送業は注文書ベースの案件や120日サイトの請求書が珍しくありません。

この3つを満たさない会社は、手数料がどれだけ安くても選択肢になりません。安さは、条件を満たした会社の中だけで比べる指標です。

比較に使う5つの基準と配点

当サイトは、次の5項目で各社を評価しています。配点は運送業の利用実態に合わせて重みをつけました。

評価項目見ていること配点
手数料公称の下限率と、実際の適用条件の明示性30
入金速度申込から着金までの最短日数と、実績の裏付け25
契約形態2社間対応の有無、債権譲渡登記の扱い20
業種対応注文書・長期サイト・少額債権への対応15
情報開示手数料体系・審査基準・実績の公開度10

※ 配点は当サイト編集部の基準です。判断の根拠を公開するために点数化しており、特定の会社を推奨するものではありません。詳しくは比較基準をご覧ください。

運送業向けファクタリング会社の比較表

手数料の下限が低い順に並べています。並び順は優劣ではなく、公称手数料の下限順です。相性の列は、運送業の利用実態(2社間需要・注文書・長期サイト)に照らした評価です。

会社 手数料(公称) 入金速度 買取上限 相性 特徴
財務再生支援センターFRSC 0.5%〜 最短2時間 要問合せ A 経営革新等支援機関の認定。事業再生・金融機関対策の支援が付く。手数料は0.5〜8%と幅がある。
株式会社No.1NO.1 1%〜 最短即日 50万〜5,000万 A 2社間に特化。建設・個人事業主・介護など業種別プランを複数保有。IT特化も展開。
S-COMES-COM 1.5%〜 最短即日 30万円〜 B 西日本中心だが全国対応。資金化成功率97%と公表。乗り換え利用者の95%が手数料減と回答。
ビートレーディングBE TRADING 2.0%〜 最短2時間 上限なし A 累計買取1,300億円以上。注文書ファクタリングに対応。全国に支店があり対面契約も可能。
メンターキャピタルMENTOR 2%〜 最短30分 〜1億円 A 審査通過率92%・買取率最大98%と公表。運送業の事例ページを保有。赤字・債務超過でも相談可。
JPSファクタリングJPS 2%〜 最短即日 〜3億円 B 大口案件に対応。問い合わせ後30分以内の連絡、全国出張対応を明示。
西日本ファクターWEST JAPAN 2.8%〜 最短即日 30万〜3,000万 C 福岡拠点。九州・中国エリア中心。売掛先が法人なら個人事業主も利用可。
ファクタリングのTRYTRY 3%〜 最短即日 要問合せ A 注文書や支払期日120日先の請求書も買取対象。24時間365日受付。
iFactorIFACTOR 3.1%〜 最短60分 1万円〜 B 1万円から対応。個人事業主同士の請求書も買取。赤字・税金未納・創業直後も相談可。
QuQuMoQUQUMO 要確認 要確認 要確認 B 必要書類が請求書と通帳の2点。業界最安水準の手数料を称する。公表値の確認が必要。

出典と条件:手数料・入金速度・買取上限は、各社が自社サイト等で公表している2026年10月時点の値です。実際の適用条件は売掛先の信用力・債権額・契約形態によって変動します。「要確認」は公開情報で確認できなかった項目で、記載を避けています。 「相性」は当サイト編集部の評価であり、各社の優劣を示すものではありません。契約前に必ず各社の公式情報と契約書をご確認ください。

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手数料の実額:100万円・45日でいくら引かれるか

「手数料10%」が高いか安いかは、実額にしないと判断できません。売掛100万円を45日で資金化する場合で計算します。

契約形態手数料手数料の実額手取り年率換算(参考)
3社間3%30,000円970,000円約25.1%
3社間5%50,000円950,000円約42.7%
2社間10%100,000円900,000円約90.1%
2社間15%150,000円850,000円約143.1%
年率換算の読み方

年率換算は「手数料 ÷ 手取り × 365 ÷ 日数」で計算した参考値です。借入金利と直接比べるための数字ではありません。ファクタリングは返済義務のない債権売買であり、期間も45日と短期です。ただし「短期だから安い」わけではないことは、この数字が示しています。

大事なのは、この手数料で何日早く現金化できるかです。45日早く100万円が入ることで、燃料費の支払いが止まらず、受注機会を逃さずに済むなら、10万円は「コスト」ではなく「事業を止めないための費用」になります。

2社間と3社間、運送業ならどちらか

運送業は元請けとの関係が長期にわたるため、契約形態の選択が実務上の分かれ目になります。

2社間ファクタリング

利用者とファクタリング会社の2者で契約。売掛先への通知・承諾が不要とされ、元請けに知られずに資金化できます。

手数料の目安
8〜18%
運送業での適性
高い
注意点
手数料は高め。売掛先の倒産リスクを自社が負う契約もある

3社間ファクタリング

利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者で契約。売掛先の承諾が必要な代わりに、手数料を抑えられます。

手数料の目安
2〜9%
運送業での適性
条件付き
注意点
元請けに知られる。取引関係への影響を考慮する必要がある

運送業では2社間が選ばれることが多い理由は、手数料の高さより「元請けに知られないこと」の価値が大きいからです。下請け構造の中で「資金繰りに困っている」と知られることは、単価交渉や発注量に影響しかねません。

一方、元請けとの信頼関係が厚く、むしろオープンにできる場合は3社間のほうが合理的です。手数料の差は、100万円あたり5〜7万円になります。

向いている会社・向いていない会社

ファクタリングは万能ではありません。使うべきでないケースも、はっきり書きます。

YES向いている

  • 売掛先が法人で、支払期日が明確な請求書がある
  • 入金まで30〜60日かかり、その間に支払いが集中する
  • 銀行融資を断られた、または時間が足りない
  • 受注は増えているが、立て替え資金が足りない
  • 一時的なズレで、数ヶ月後には解消する見込みがある

NO向いていない

  • 売掛金そのものが無い、または回収不能な債権しかない
  • 赤字が恒常的で、手数料を払うと資金がさらに減る
  • 手数料を「返済」だと思っている(借入ではないと理解していない)
  • 毎月ファクタリングを繰り返している(単なる資金繰り先送り)
  • 売掛先が個人、または売掛先と係争中
編集部の見解

毎月ファクタリングを使い続けている状態は、資金繰りが構造的に破綻しているサインです。手数料は売上の数%を恒常的に削ります。その状態が半年続くなら、ファクタリングの切り替えではなく、事業構造そのものの見直しが必要です。

契約前に必ず確認する5項目

悪質な業者を見分けるための確認項目です。1つでも曖昧なら契約しないでください。

01

手数料の総額が明示されているか率だけでなく、事務手数料・登記費用・送金手数料を含めた総額を確認します。

02

償還請求権(リコース)の有無が契約書にあるか売掛先が倒産したとき、誰が負担するのかを書面で確認します。

03

債権譲渡登記を誰が行うか2社間でも登記が必要な場合があります。費用負担も合わせて確認します。

04

会社所在地・連絡先・登録情報が公開されているか所在地が不明、連絡先が携帯のみという業者は避けます。

05

「融資」と説明していないかファクタリングは債権の売買です。融資として説明する業者は貸金業の無登録営業の疑いがあります。

金融庁は、ファクタリングを装った高金利の貸付けについて注意喚起を行っています。買取代金が債権額に比べて著しく低い、売主が買い戻す構成になっている、といった場合は該当するおそれがあります。

よくある質問

運送業でもファクタリングは使えますか?

使えます。運送業は売掛金の回収まで平均45日かかる一方、燃料費や人件費の支払いが先行するため、資金繰りの手段として親和性が高い業種です。

2社間と3社間はどちらを選ぶべきですか?

売掛先に知られたくない場合は2社間、手数料を抑えたい場合は3社間が基本です。運送業は元請けとの関係が長期にわたるため、2社間が選ばれることが多くなります。

手数料は何%が相場ですか?

2社間で8〜18%、3社間で2〜9%程度が一般的な相場です。ただし実際の率は売掛先の信用力や債権額によって変動します。

審査には何日かかりますか?

最短即日から2〜3営業日が目安です。銀行融資のように数週間かかることは通常ありません。必要書類が揃っているかどうかで大きく変わります。

売掛先に知られずに利用できますか?

2社間ファクタリングであれば、売掛先への通知や承諾は不要とされています。ただし契約形態や債権譲渡登記の有無によって扱いが異なるため、契約前に必ず確認してください。

自社の売掛金で、いくら引かれるか確認する

売掛金額・入金サイト・手数料率を入れると、手取り額と実質コストが出ます。契約前に数字で確かめてください。

シミュレーターで試算する

当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。掲載順位は広告の有無のみで決定しません。

まとめ

運送業のファクタリング選びは、手数料の安さから入ると失敗します。まず2社間に対応しているか、入金速度が支払いに間に合うか、注文書や長期サイトに対応しているかの3つで絞る。そのうえで、残った会社の中から手数料と手取りで選ぶ。

この順序を守るだけで、比較の意味が変わります。